ISO9001 / GMP 監査対応 ・ 無料テンプレート

監査でそのまま出せる「教育記録」を、
必要項目をそろえた様式で。

ISO9001・GMPの審査で求められる項目——とくに最も指摘の多い「教育の“有効性の評価”」——まで備えた、製造業のための記録様式です。3つの帳票をそのまま印刷・PDF保存できます。

教育訓練記録(個人別) スキルマップ/教育体系表 年間教育計画
品質カレッジ マスコット まなくま
この様式について:本テンプレートは、ISO 9001(2015年版。力量・文書化した情報の要求事項)および GMP省令第19条などで一般に求められる記録項目を満たすことを目的に作成した“ひな形”です。記載項目は審査実務で広く用いられる標準に基づきますが、適合と判断するのは審査機関・査察官です。自社の規程・業種の法定保存年限に合わせてご調整ください。
※ ISO 9001 は2026年に改訂が見込まれます。改訂後は条項番号でなく「力量」「教育の有効性の評価」「文書化した情報」の内容でご確認ください。
✏️ 各マスはクリックして直接入力できます(入力後そのまま印刷・保存)

教育訓練記録(個人別)

「いつ・誰が・何を学び・できるようになったか」を1枚で示す中核の記録です。単なる出席簿と違い、個人ごとの理解度と“有効性の評価”を残すのがポイント。審査ではここの有無が最初に見られます。

なぜ「有効性の評価」が要るのか(ISO 9001 の「力量」要求)

  • 満足度アンケートや確認テストの点数だけでは“有効性の評価”として認められません(「頭で分かったか」しか測れないため)。
  • 認められる例=上長による一定期間後の再評価/実技テストの合否/現場での独立(一人)作業の確認/作業観察・面談。「できるようになった」と熟練者が確認できる状態が合格ライン。
A4横・余白最小推奨。受講者は行を追加してお使いください。
教育訓練 実施記録
文書番号:__________ / 発行日:  年  月  日
承認区分:力量の証拠(ISO 9001/GMP 対応様式)
教育名称教育方法□OJT □集合 □eラーニング □外部
実施日  年  月  日所要時間  時間  分実施場所
講師・実施者□社内(   )□外部(機関:   )使用教材・版対象力量/到達目標
教育内容
No.氏名所属・職位社員番号受講/修了日 理解度(点数・合否)有効性の評価(方法・結果)評価者/評価日備考
1
2
3
4
5
6
記録者(作成)確認者承認者
日付 / / 日付 / / 日付 / / 

※「有効性の評価」は、確認テストの点数に加え、上長の実技・独立作業確認などで「できるようになったか」を記入します。 / 保管期間は自社規程に従う(一般的な目安:業務完了後5年。GMP等は業種の法定年限を優先)。

スキルマップ/教育体系表(力量管理表)

行に従業員、列に業務で必要な力量を並べ、各セルを4段階レベルで記録します。「必要レベル」と「現状」の差が、そのまま次の教育ニーズ=年間計画に直結します。審査ではこの表と個人別記録・実態が一致しているかが見られます。

列(力量項目)・行(従業員)は自社の工程に合わせて増減してください。
スキルマップ(力量管理表)
部署/工程:__________ / 評価日:  年  月  日
評価者:__________
レベル凡例 1=補助があればできる 2=一人で確実にできる 3=他者へ指導できる 4=改善・標準化をリードできる
氏名所属・職位 力量項目A(例:受入検査) 力量項目B(例:設備操作) 合計
工程a工程b工程c工程d 工程e工程f工程g工程h
必要レベル(目標)

※「必要レベル」を下回るセルが教育の対象です。更新したら評価日・評価者を改めて記入し、版を管理してください(旧版の上書き消失に注意)。

年間教育計画(計画・実績一体型)

スキルマップの不足から導いた教育を、月別に計画します。計画(●)と実績(✓)を同じ表で対応づけるのが要点。「計画はあるが実施記録がない」「実施したが計画に無い」というズレ=審査の頻出指摘を防げます。

年度開始月は自社に合わせて変更可。各月セルに ●=計画 / ✓=実績 を記入。
   年度 年間教育訓練計画
作成者:______ 承認者:______
作成日:  年  月  日(GMPは品質保証部門・製造管理者へ文書報告)
教育項目ねらい(対象力量)対象者方法評価方法 456789101112123

凡例:● = 計画 / ✓ = 実施済(実績)。未実施はフォロー欄(備考)に理由と次回予定を記載してください。

監査でよく指摘される“教育記録の不備” 5 と、この様式での対策

  • ① 有効性の評価がない(最頻)→ 様式①に有効性評価・評価者・評価日欄を常設。テスト点数だけで終わらせない。
  • ② 計画と実績が紐づかない → 様式③で計画●と実績✓を同じ行に記録。
  • ③ 資格・力量の失効に気づけない → 様式②で必要レベルと現状の差を可視化し、更新日を管理。
  • ④ 承認・実施日・記録者の欠落 → 様式①に記録者/確認者/承認者欄を常設(7.5.2 識別・承認)。
  • ⑤ スキルマップと実態の不一致 → ②と①を相互参照し、記録の裏づけがある状態に。

記録づくりそのものを、ラクにしませんか。

品質カレッジ(製造業向けeラーニング)は、受講者・受講日時・確認テストの合否・修了が自動でログに残る仕組みです。「誰が未受講か」もすぐ分かり、上の様式④の“承認・実施日の記録漏れ”や②の“計画と実績のズレ”を構造的に減らせます(有効性の最終評価は現場での確認が必要です)。まずは無料体験・ご相談から。

よくあるご質問

教育訓練記録に最低限必要な項目は?

ISO9001:2015では、対象者(氏名・所属)、教育の名称・内容、実施日、講師・実施者、力量の評価に加え、“処置の有効性の評価”(7.2 c)と、力量の証拠としての記録の保持(7.2 d)が求められます。記録には作成者・承認者の識別(7.5.2)も必要です。本様式①はこれらを満たす構成です。

教育の「有効性の評価」とは?

満足度アンケートや理解度テストの点数だけでは認められません。一定期間後の上長による再評価、実技テストの合否、現場での独立作業の確認など、「業務でできるようになったか」を確かめる評価が必要です。審査で最も多く指摘される箇所です。

保管期間はどれくらい?

ISO9001は年数を規定せず組織が定めます(7.5.3)。実務の目安は業務完了後おおむね5年ですが、医薬品GMPなど業種固有の法定保存年限がある場合はそちらが優先します。

GMPで追加される要件は?

GMP省令第19条では、手順書に基づく計画的な実施・品質保証部門/製造管理者への文書報告・実施記録の作成と保管が求められます。記録の同時性(後からまとめて作成しない=データインテグリティ)も重要です。様式③の作成日・承認欄と、計画/実績の一体管理が役立ちます。

出典・根拠:JIS Q 9001:2015(7.2 力量/7.5 文書化した情報)、GMP省令第19条(厚生労働省)、PMDA公表のGMP指摘事例ほか。条項番号はISO9001:2015現行版に基づきます(同規格は改訂が見込まれるため、改訂後は「力量」「有効性の評価」「文書化した情報」の内容ベースでご確認ください)。本ページは一般的な記録項目の解説と様式提供を目的とし、特定の監査結果を保証するものではありません。